飼料米の使用や自家配合の餌によって脂身や肉質に特徴があり、徹底した品質・衛生管理の中で飼育しているため、臭みがない豚肉です。
養豚場は、砺波市頼成の庄川沿いに広がる田園地帯の一角にあります。15,000㎡の敷地内に並ぶ5棟の豚舎は、それぞれ繁殖、分娩、肥育などの目的に基づいて設計され、内部の温度や湿度はコンピュータで適度にコントロールされています。
「食生活において食肉の比重が高まる時代が来る」。こう予感した創業者は、養豚業に就いて間もない20代のころから欧米の養豚先進地を視察して回り、レベルの高い養豚技術を身に付けました。キャリアを積んで、胸に刻むようになった養豚の信条は、「安心、安全、美味しさ」です。
「美味しさ」の秘訣は、大豆、トウモロコシの粉に飼料米の粉などを独自にブレンドした飼料にあります。飼料米は庄川扇状地で育った「てんたかく」の玄米を使用しており、この地元産の飼料米が肉の柔らかさ、旨味を際立たせるのに役立っています。さらに、オリジナルの飼料で育つ豚は、肉の臭みがなく、脂身にもさっぱした味わいがあります。
「子供たちに豚肉の美味しさを知ってほしい」。こう願って10月10日を「トントンの日」と決め、毎年、10月10日ごろ、砺波市内の幼稚園、小・中学校に給食の食材として自慢の豚肉をプレゼントし、喜ばれています。